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お昼とは?/ ディック

[ 364] 職場でのお昼ごはん、あなたはどうしてる? | エキサイトニュース
[引用サイト]  http://www.excite.co.jp/News/bit/00091170310564.html

職場などで一緒に昼ごはんを食べる相手がいないことを過度なストレスと感じる「ランチメイト症候群(ランチタイム症候群)」の人が増えているらしい。そういえば、篠原涼子主演でいま話題のドラマ『ハケンの品格』にも、加藤あいと板谷由夏が「ひとりでランチできない」というエピソードがありましたよね! ひとりランチがイヤなあまり、派手めの派遣女子社員グループに入って2,000円もするランチを余儀なくされたり、後輩におごってあげることでやっとランチを共にしてもらったり……とても人ごととは思えなかったという人(私ですが)もいたのではないでしょうか。この症例、ひどくなると一人で食事をする姿を同僚に見られないようトイレなどに隠れて食べたり、それが原因で仕事を辞めることさえあるんですってよ! そこで、周囲の会社勤めをしている20〜30代の友人知人(男女各20名ずつ)に職場でのお昼ごはんをどうしているかアンケートをとってみました。もちろん、日によってまちまちという人もいるので、トータルに考えていちばん多いパターンはこれだ、というものを選ぶ方式に。まず、女子の場合。1位…お弁当、パンなどを同僚と社内で食べる…7名2位…同僚と外食する…6名3位…お弁当、パンなどをひとりで社内で食べる…3名4位…社員食堂で同僚と食べる…2名4位…ひとりで外食する…2人という結果に。新人のときほど同僚と群れる傾向にあり、同じ職場にいる年数やポジションが上がるにつれ「ひとりランチ」もじょじょに平気になる傾向にあるようだ。ちなみに、3位の「お弁当、パンなどをひとりで社内で食べる」と回答した人はいずれも接客業で、スタッフが交代でお昼を食べなければいけないのでおのずとひとりになる……といった事情もあるようでした。なお、某大企業に勤める知人などはお昼ごはんを食べにいく相手をメール等を駆使して朝からキープしておいたり、いつも一緒に食べている子が病欠のときなど「お昼ごはん、どうしよう??」と、心配のあまり仕事がなにも手につかないことさえあるらしい。いずれにしても、やはりランチタイムも就業時間内と考え、ひとりの時間を満喫するよりはなるべく同僚とコミュニケーションをとろうとする傾向にあるようだ。一方、男子の結果。1位…同僚と外食する…8名2位…お弁当、パンなどをひとりで社内で食べる…6名3位…ひとりで外食する…4人4位…お弁当、パンなどを同僚と社内で食べる…1人4位…社員食堂で同僚と食べる…1名といった感じ。男子は女子が感じるほどの「ひとりランチは御法度」的プレッシャーは感じていない印象を受けた。ところで、このテの話題が出ると必ず「大人なんだから、ランチくらいひとりで食べれば?」といった意見を述べる人がいるが、プライベートでいくら「おひとりさま」が大好きな人でも、職場での限定された1時間をどう過ごすかということはまた別問題という気はする。いつもひとりでランチをとっていると「◯◯部の◯◯さんって、〜〜らしいよ」といった社内の噂話や、上層部あるいは得意先の動向など知っておいたほうがいい裏情報もまったく入ってこなさそうだし。第一、会社という集団に属していながら、まったく人目が気にならないなんて人はいないだろう。たかがランチ、されどランチ、なんですね。あなたは職場でのお昼ごはん、どうしてます?(ランチの女王)
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[ 365] お昼ごはんたべた
[引用サイト]  http://todayslunch.cocolog-nifty.com/

スプーンがついているので、これらをザックザックと軽く混ぜ合わせていただけば、それぞれの旨味が合わさって、いい塩梅。
映画ウンチク27 Dresses幸せになるための27のドレス☆☆☆☆友達のウェディングのブライドメイドを勤めて早、27回。ブライドメイドを何度もしすぎると結婚が遠くなる…。という話があるところから、たぶん、こんなストーリーが生まれたのでしょう。恋する上司は妹とあっという間に恋に落ち、自分の素敵なウェディングの相手は、いったいどこに?気づかないところに、自分を思ってくれる、そして、自分も自分らしくいられる人がいるんだ…。オンナゴコロは世界共通なのかも…と思えるくらい、ハッピーな気分になれる映画です。ドレスもステキです。おいしいブログそろってます→ いつも遊びにきていただきありがとうございます。気に入ったら1クリックお願いします
外から見るとこのカウンターだけが見えるのですが、右手奥にはテーブル席もあり、思いのほか広い店内です。
箸でパスタを食べるのが基本なのかなぁ…と思いましたが、テーブルにはちゃんとフォークとスプーンも置いてありました。
もちろんマヨネーズを使っているのですが、マヨネーズをソースにする際のしつこさがなく、風味だけが生かされています。
すぱじろう東京都渋谷区恵比寿西1ノ2ノ5営業時間 午前11時〜午前0時おいしいブログそろってます→ いつも遊びにきていただきありがとうございます。気に入ったら1クリックお願いします
チキンカツはラグビーボール型で盛られたライスと一緒に。こういう洋食に、白いご飯はあっさりと食べられて、いい組み合わせです。
いろんなメニューがあるのがわかると、次回はエビフライが付いているランチも試してみたいな、あ、でもケチャップライスの特製オムライスもいいかな…。などなど考えが膨らんでしまいます。
米国風洋食 センターグリル横浜市中区花咲町1ノ9営業時間 午前11時〜午後9時15分。月曜定休おいしいブログそろってます→ いつも遊びにきていただきありがとうございます。気に入ったら1クリックお願いします
店の奥では、おでんのネタを仕込む場所になっており、なるほど、さつま揚げの味はここからなのか…と納得。
店内では英語での会話が飛び交ったりと、かなりインターナショナルというのも麻布十番らしいなぁと思ったのでした。
福島屋東京都港区麻布十番2ノ1ノ1営業時間 午前11時〜午後7時30分。火曜定休おいしいブログそろってます→ いつも遊びにきていただきありがとうございます。気に入ったら1クリックお願いします
そこにピリッとした辛さが加わりました。この辛さ。コーレーグースーのようなでもたぶん、島唐辛子を酢などに漬けたホットソースな感じ。でも泡盛な香りも残していて…。
映画ウンチクRANBO☆☆☆実はこの映画の以前の作品は観たことがありません。それでもなんとなく理解し、楽しめてしまいます。アジアに身を潜めていたランボーにミャンマーの内戦に巻き込まれたアメリカ人を救いにその地に向かうことに。激しいバトルを繰り返し、人と語り、そして最後にランボーが出した結論。心安らぐ場所には、必ず待っている人がいる...。激しいけれどもホッとする、スタローン最後といわれる作品らしいラストです。おいしいブログそろってます→ いつも遊びにきていただきありがとうございます。気に入ったら1クリックお願いします
ナンをオーダーすると、パンッ、パンッと気持ちのいい音をさせながらナンをのばしていき、タンドールにピタッと貼り付けていきます。
豆カレーは3種類くらいの豆が入っているのですが、豆の旨味がしっかりと感じられてびっくり。そして思いのほかスパイシー!
ナンをちぎってカレーをつけていただけば、もっちりとしたナンの食感とカレーの旨味がジワジワと伝わってきます。
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後はラーメン店か…。と、しばし東口の坂道を上っていくと、オートバックスの横のビルにランチのボードを発見しました。
ホワイトソースのグラタンは、ショートパスタにハム、マッシュルーム。チキンは唐揚げしたものがトッピングされていました。
花市場横浜市戸塚区品濃町545ノ5営業時間 午前11時〜午後5時(ランチは午後2時30分まで)おいしいブログそろってます→ いつも遊びにきていただきありがとうございます。気に入ったら1クリックお願いします
店内は1階と2階にテーブル席を用意。テーブルの間も狭いのですが、サクサクたべてさっさと出たいときには気にならないスペースです。
注文してからすぐに出てくるあたり、あらかじめ作っているのかな…とも思いましたが、なにしろ、このお値段。
こんがりと焼きあがった豚肉は、ギュッとかみ応えのある弾力、そしてやわらかさ。塩加減が程よく、豚の旨味を存分に引き出しています。
こちらではA5ランクの黒毛和牛を使っています。店内には山形牛の将棋駒が飾られているので、山形牛を中心に仕入れているのでしょう。

 

[ 366] 上海のお昼ご飯!
[引用サイト]  http://blog.puer-cha.main.jp/

成都のお昼ご飯!の復習。いよいよ水煮魚をつくる。そのときは黄辣丁(鯰の仲間のギギ)を使った。過去にも水煮魚は何度か作っているけれど、その違いは、具をスープとは別に茹でておいてから、後でスープと合わせるところと、泡菜や泡菜汁をふんだんに使うことである。泡菜は自家製のがたっぷりある。しかし、今日はいい魚が見つからなかったので、ためしに墨魚(コウイカ)のゲソと紅蛤を使ってみることにした。
多いめの油で生姜、大葱、大蒜を弱火で炒めて香りが出たら豆板醤、豆鼓(トウチー)、甜面醤(テンメンジャン)、辣椒粉(唐辛子の粉)、泡蘿蔔菜(大根の漬物)、泡辣椒(唐辛子の漬物)を足して香りが出るまで炒めて、泡菜汁、水、紹興酒、砂糖、醤油で味を調えて、水溶き片栗粉でとろみをつける。同時進行でコウイカと紅蛤を茹でる。碗に刻んだ香菜を入れてそこにスープを注いで、具を合わせる。さらに花椒粉や辣椒粉をふりかけて、その上から熱した油をジューッとかける。その上に香菜と刻んだ葱を乗せて出来上がり。
美味しいけれど、水煮魚にはやっぱり白身魚がいい。このラー油スープは、白身の淡白な食感とうっすらと乗った脂にしっとりとからみつくのだ。ちょっとコッテリめのが良ければ、鰻や田鰻でもよいだろう。イカや貝では、スープがはじかれてしまって、美味しさ半減である。この差が大きいと感じないようなら、食の楽しみは半減である。
親しい友人の家族に心配事があって、そのことでスタッフたちとお茶を飲みながら会議。友人が気を落としている様子がいたたまれない。でも本人が言うように、元気な者が気を落としていたら、弱っている人を救う側の役割が果たせないから、元気でいられる者が元気でいるように心がけるのも大切なんだ。・・・そうすると、実は見た目ほどは簡単ではないにしても、美味しいものを食べられる我々が美味しいものを食べて見せるのは、なんらかの理由でそれが出来ない人たちへ、食べることへの希望を与えられるのではないかな?いや、ちょっとちがうか。まあ、どっちでもいいけれど。
わかってはいるけれど高い。500g200元なり。養殖モノが500g20元もしないので、10倍以上の価格差となる。野生モノにはその価値がある。上海近郊の青浦にある澱山湖で獲られた鯉や白水魚などを売るいつもの店で、たった一匹活きのいいのがいた。よく見ると水槽にいっしょに泳いでいるギギを追いかけまわして齧っている。これはいい。野生モノと言っても、網の中でグッタリしたのではいけない。野の川で獲りたての証拠として、腹のところがツルツルして擦り傷が少ない。爪が細く尖っている。甲羅の表面のきめが細かいなど、見所はいろいろある。
スッポンには剃刀のような鋭い歯と強靭な顎の筋肉があって、噛まれると危ないので、首を掴んだら一気に絞める。甲羅を開けて臭みのある白い脂肪の塊をハサミで取り除くところまでを店でしてくれる。うちに帰ってから鍋いっぱいに湯を沸かして、そこに一瞬だけ浸けて、薄皮をきれいに剥き取る。そしてこれを「十全大補湯・薬膳スープの素材セット」といっしょに土鍋で煮込む。いつもの鶏の手羽元の代わりにスッポンをつかう。
やっぱり間違いない。野生のスッポンは美味しい。あまりにも清くて透明な肉の味は、ゼラチンとたんぱく質の食感だけがあって無味のようにも思えるが、じっくり見ると、こころなしか色が見えてくる水墨画のように、そこに味が見えてくる。十全大補湯の薬味はあくまでも穏やかで、肉の味を邪魔することはない。あまり一度に沢山食べ過ぎてもバランスが悪いというか、もったいないので、小さめの碗に一杯くらいにしておいて、また夜にでも温め直して食べる。
干貝炒飯が美味しい理由のひとつに、水気の多い具が少ないことがある。例えばニンジンとか。やや全体的に乾いた感じがするゆえに、口に含んだときに米から発する蒸気が広がる。香りが広がる。うるおいのある米の旨さをかみしめることができる。
茘枝(ライチ)。いつもの果物屋で買う。どれにしようかと、ライチに眼が止まった瞬間に、店の女の子はライチを袋に入れはじめる。迷う客の決断を後押しする高度な販売技術だ。それだけで売り上げが2倍も3倍もちがってくるだろう。そういうことは、学校に行かなくても果物屋で学べるということが、学生のときにはわからなかったのだ。
今日からTシャツ一枚だ。これから秋の涼しくなるときまでは、旬の楽める食材が少なくなる。このブログの更新ペースもゆっくりになると思う。そろそろ旅に出ようかとも思う。 「火鍋の王様!麻辣火鍋の薬味セット」の今期の販売はあと一ヶ月以内に終了させるつもりである。
杭州や寧波の旅行に出てくる川魚の料理は泥臭くて、日本人の口にはたいがい合わない。この芙蓉魚片もそのひとつかと思われるが、見た目に惹かれて、いちど食べてみたくなったのだ。魚はコイ科の大形魚の青魚。もうちょっと安い草魚でもよい。
魚の皮や骨をとり、肉切り包丁の分厚い峰でたたいてつぶして、生姜汁、葱汁、卵白、片栗粉、塩、胡椒を混ぜて水を足してかき混ぜてペースト状にして、おたまでそれを適当な大きさにすくって、低温の油で色が変わらない程度に揚げて油きりにとっておく。
中華鍋に水を沸かして、青椒、紅椒、魚の身を茹でて、いったん引き上げる。中華鍋に新しい水を入れ、塩、胡椒、片栗粉でとろみをつけたら、そこにさきほどの青椒、紅椒、魚の身を戻してからめて出来上がり。
芙蓉とは、卵白で包む料理のことを意味する。味は「はんぺん」みたいなものなのだが、川魚の泥臭みが強くて食べられない。なので、このあと油で揚げなおして薩摩揚げみたいにしたら、臭みが消えて美味しかった。
苦丁茶は、もちの木の新芽のところで、お茶の樹の葉ではない。だからお茶のようにして飲める薬草といったところか。四川省東南部の宜賓(Yíbīn)と海南島が有名な産地。宜賓のは新芽のやさしい味を重視したもので、海南島のは苦い大きな葉で効能を重視したもの。どちらにしても名前のとおり苦いけれど、後に残らないでさっと消えてゆく風のような爽快さがある。成人病予防のために血をきれいにしたり、胃が弱って口内炎ができたようなときに飲むのだが、これを飲むとスッキリ目が覚める感じがするので、夏のだるい午後の気分転換にちょうど良い。お酒を飲みすぎたときの、二日酔いの防止にもなる。
回鍋肉(ホイコーロー)に泡青菜(チンゲン菜の漬物)を合わせる。本場の四川では豚肉と葱と蒜苗が基本であるが、もしかしたら泡菜は当たり前のように入れるところもあるかもしれない。それほどに漬物や漬物汁は調味料として当たり前の素材なのだ。
豚の皮の部分のある五花肉を茹でて冷えてから薄く切る。豚肉を炒めて、肉の脂が出きったら、泡青菜、豆板醤、甜面醤、蒜苗、青辣椒、紅辣椒、紹興酒、砂糖も入れて出来上がり。豆板醤や泡菜の塩分があるので、塩や醤油は足さない。なぜか大蒜や生姜は使わない。
日本の居酒屋の豚キムチにちょっと豆板醤と甜面醤の味噌風味が加わっているようなもの。豚肉は五花肉のほうが高級である。ただそれだけ。だけど美味しい。こういう料理で、今日のはちょっと辛いとか甘いとか言わせないバランスで作るのは、あんがい難しい。
どうやら湯の温度が、思っていたよりも茶の味を左右するらしいので、いろいろ計測し始めている。景徳鎮の広い口の茶杯で飲むと、まろやかに感じるのは、口の中への茶湯の流れ込み方や空気の巻き込み具合が違うからだと思っていたけれど、その前に、普通の茶杯と比べて温度が低いということもわかった。湯の温度によって茶葉の成分の抽出され方が異なるのと、温度によって人の味の感じ方が異なるのと、これだけもすでに複雑なのに、さらに水の違いなども関係するとなると、それされ守ればお茶が美味しくなるというわけにはゆかない。料理と同じで、味にまつわる森羅万象を感覚でとらえて、無意識のところでこうしたほうが今日は美味しくなるとわかるようになるのが、結局はいちばん早いのとちがうかな。
酸っぱくてちょっと辛いアサリのスープをつくる。酸っぱいのは、四川泡菜の汁。辛いのは泡辣椒(唐辛子の漬物)。少しの甘味はタマネギ。
草頭と香菜と黄韮は香り付けの野菜。この香りがスープの個性になっている。鍋に水、干し貝柱小2個、泡菜汁、生姜、泡辣椒、泡蘿蔔(大根の漬物)、タマネギ、もやし、黄韮を順に足して、紹興酒で味を調える。塩味は泡菜汁でついている。別の鍋でアサリを茹でておいて、碗に香菜を入れ、そこにスープを注いでアサリの茹でたのを合わせる。アサリの茹で汁も適当に足す。最後に草頭を加える。
なんてことないのに、このスープはすごい。揚げ物や焼き物などを食べた後なら、必ず欲しくなる味。今回のは、「成都のお昼ご飯」のときのような、レモンを絞ったかのような香りと苦味がない。同じように作ったはずなのに、少しの違いが大きな違いを生むらしい。研究の余地がある。
最近「干貝炒飯」ばかりだったので、久々に揚州炒飯にした。しかしその味は、混ぜこぜになって無駄があるように思った。具の少ない干貝炒飯のほうが、米の味、干し貝柱の味、葱や卵の味そのものの美味しさがストレートに引き出されて、上等な味になる。
蒸して煮出した茶湯の濃いままのやつもそれなりに美味しい。小さな杯でクッとやるのは、強い酒のストレートの旨さに通じる。
それなら、熱い湯で多めの茶葉をさっと煎じる方法とは逆の煎じ方ではどうなるのか?その極端な例を試してみたくなった。水で茶葉をさっと洗って、蓋碗に適量を入れ、水を張り、蒸し器で蒸す。冷えた水から火にかけて煮出すのは、燉湯の手法で、ゆっくり温度を上げていって沸騰させないことで、見た目も味も透明な鶏の出汁をとる。そのように茶葉の出汁をとる。
蓋碗ごと蒸し器に入れて強火にかけて10分。蒸しあがった蓋碗の茶湯を茶海に移す。この瞬間にいっきに茶の香りが放たれる。しかしいつもの香りにくらべるとかなり熟れた感じ。同興號後期圓茶70年代は、腐ったように思えないこともない。そこに湯を注いで、適度に薄める。
飲んだ瞬間から一呼吸置いて、あー!っと声が出た。どれも美味い!甘い!ゆるりとしたとろみが舌を包み込んで溶ける。エロい!同興號後期圓茶70年代は、あの小豆のような香りと甘味で、もはやお汁粉である。他の二つも若いながらに強い甘味ととろみがあり、後から出てきて舌に残る渋みと苦味があるもののバランスは崩れない。茶湯は口から喉へとゆるりと通り過ぎ、イガイガしない。スースーするようなメントールの感覚が後に残って、上に向かうので、だらけない。沈まない。
高温の湯でさっと淹れたときのような、立ち上る香り、味の弾みや響きはないが、南国の沖縄やタイの民謡の歌声のような揺らぎがある。やわらかい茶湯がお腹に収まってからもその揺らぎは消えず、身体じゅうにゆきわたりながら揺らぎ続ける。そのうち脳も揺らいでくる。これは雲南省西双版納の茶葉で、メコン川の上流域の葉っぱモノなのだ。
この独特の酔いが醒めて、冷静になってふりかえってみても、茶葉を蒸らす時間をとったほうが、甘味と揺らぎの成分はよく抽出されるらしい。茶葉がほんとうに良くて、熟成具合も良いものならば、この感覚を楽める。
いつも何気なく蓋碗でお茶を煎じているのだけれど、その内側では、香りや味のバランスの振り子が揺れている。おもったような味に煎じるのには、おもったような位置でピタリと振り子を止めてやる必要がある。
鍋に水をはり、鶏、葱、生姜を水から沸かして、沸騰してから5分経ったところで火を止めて蓋をしてゆっくり冷えるを待つ。鶏を取り出して皿に移して冷やす。スープに刻んだ生姜、葱、花椒粉、花椒粒、泡菜汁(四川泡菜の漬物汁)、白酢、胡麻油、梨の薄切り、砂糖、醤油を入れて、漬け汁をつくる。鶏を切って漬ける。今回は1時間漬けたが、ほんとうは1日漬けたい。
冷えるにしたがって、鶏肉の味が締まってきて、旨味を増す。しっかりと咸味(塩っぽい肉の旨味のある味)がベースに、酸っぱくてちょっと甘くて、生の生姜やたっぷり入った花椒(中華山椒)の香りで弾みがついている。鶏肉を食べ終えたら、この汁に豚足とか豚の耳とかの茹でたのを漬けてもいい。今晩は麺をつけて食べてみようかな。
市場の果物屋で働いている小さな女の子(貧しいから学校行ってないのかな?)が可愛いくて、いつもすすめられるままに果物を買ってしまう。でも間違いなく旬のいいやつだ。山竹果(マンゴスチン)。楊梅(ヤマモモ)。
香り松茸、味しめじならば、香り岩茶に、味83鉄餅というところだろうか。岩茶の香りは強くて茶室いっぱいに広がる。香りを差し引くと、味はあんがい共通しているところがある。ただ、岩茶の味は明るく単調で、83鉄餅の味は深い闇の奥に輝くなにかがある。個人的に言うならば、83鉄餅が圧倒的に上等だ。そして難しい。男の味の世界だ。それは料理よりもはるかに上のほうの味の世界だ。
本日は生茶の老茶で試してみる。同じように熱い湯で多めの茶葉をさっと煎じる。選んだ老茶は「同興號後期圓茶70年代」。易武山の立派な茶葉でつくられた1970年代のもので、熟成がすすんでいて50年モノにも通じる風格がある。餅面(餅茶の表面の茶葉)が美しい。
鉄餅でフツフツの湯を注いで、8gは蓋をしてすぐに茶海に注ぐ。3gは少し蒸らして同じような色になるのを待つ。
ここで念を押しておくと、この8gのほうの煎じ方で重要なのは、熱い湯を使うことと、茶葉を蒸らさないことであって、茶葉の量は8gでなくても良い。もしも蓋碗を小さいものにすれば、3gでも同じように淹れられる。
ここでひとつアイデアが浮かんだ。茶葉を蒸らさないほうが良いのだったら、蓋碗すら使わないほうが良いかもしれない。茶漉しに茶葉を入れて茶海に乗せて、直接熱い湯を注いでみる。洗茶をした茶湯は捨てて、次の一煎めから飲む。
熟成半ばの青餅(生茶の餅茶)で、まだ青い味が強い。そしてやはり予想したとおりのドライな風味になった。
はじめてのときは慣れないので湯を注ぐスピードが速すぎて、ちょっと薄くなった。そこで茶杯に注ぐときにもういちど茶漉しに通してみた。即興のアイデアだったが、これもうまくいった。
「同興號後期圓茶70年代」も茶漉しで煎じるのを試した。結果、蓋碗でさっと煎じるのと似た風味になった。
味は好みであるが、まだ10年も経っていない倉庫熟成の弱い新しい生茶ならドライなほうが美味しく、同興號後期圓茶70年代みたいな老茶の場合は、自分はウエットなほうが好きである。雑味の旨さというのがある。
それにしても、熱い湯で多めの茶葉をさっと煎じるやり方は難しい。熱い湯を沸かせる鉄瓶みたいなのが要るのと、慣れるまでに火傷を経験するのと、瞬間に味を決められるセンスが要る。多くの人にとって現実的でない。
このブログの読者のみなさまは、当店のプーアール茶を買って飲んでください。お金を振り込むだけで、異国の知る人ぞ知る年代モノの本物の茶葉が、飛行機に乗って飛んでくる奇跡が享受できるのです。
湯は、鉄瓶でカンカンに沸かしたやつで、フツフツしながら口から飛び出てくる。当店の蓋碗の形状は、口が広く、持つところが熱くならないほうであるが、今回はさすがに熱い。気合で我慢してすばやく茶海に注がなければ、8gのは濃くなりすぎる。それに対して3gのほうはゆっくり蒸らして、ちょうど茶湯の色が同じくらいになる。
延々と飲み比べ。夜になっても終わらない。なんらかの結論を出したいという気持ちが働いて、前に進まない。
しばらくは茶室に布団を敷いて寝泊りする。思いついたらすぐに泡茶できるし、夢の中で続きを見るかもしれない。
このブログの読者のみなさまは、当店のプーアール茶を買って飲んでください。なぜなら、お茶は見るものではなくて飲むものだからです。
20年も30年も長年熟成したまろやかな青餅(生茶の餅茶)を美味しく飲むことについては、当店のサイトでもいろいろ紹介しているが、メーカーから出荷されて10年も経たないもので、しかも茶商の倉庫に入っていない常温乾倉の生茶で、さらに偽物ではない本物の易武山などの古い茶山の、本物の古樹茶ならではの、力のある茶葉からできた青餅を美味しく飲むことについては、これまでとくに紹介していなかった。
だから陳兄貴が本日見せてくれた技術には、はっとさせられるものがあった。兄貴と呼べる気安い関係ではないが、そういう雰囲気を持つ人なのでそう呼ぶことにする。知り合いの店でバッタリ会って、挨拶もしないうちから「まあひとつ食え!」と台湾から持ってきたドライミニトマトをすすめられた瞬間に、人の上下関係は落ち着くところに落ち着いて、お茶の話に集中できた。日本では知られてないが、台湾の五行圖書出版有限公司の『深邃的七子世界』の著者であり、プーアール茶の専門誌の『茶藝』編集長の陳智同氏である。
陳兄貴が持参していた「易武山」とだけ包み紙に書かれた青餅(生茶の餅茶)は、おそらく易武山の号級を再現する「真淳雅號」のメーカーか、その系統のものではないかと思う。餅面(餅茶の表面の茶葉)の写真を撮り忘れたが、それほど特別なものではなかった。2007年くらいの茶葉だった。
当店で紹介している老茶とはちがって、茶葉の量が多い。蓋碗の大きさから、老茶なら3gで済ませるところを8gくらい使う。ただでさえ渋い苦いのにこんなに多く・・・・と思うまもなくポンポンに沸いた湯を注いでさっと洗茶を済ませ、蓋碗を手にして香りをみる。すると、香ばしく甘い。かすかに柑橘系のあの香りもある。湯の温度が関係している。
茶葉が多いので、湯を注いでから蓋碗の蓋をして茶海に注ぎきるまで息をつく暇はない。一瞬である。それでもやっぱり濃い色になって、苦い渋い酸っぱい。けれど味に弾みがついて重くない。サッパリしているが強い味を口に留めておけず、すぐに飲み干す。喉が苦味や渋味に麻痺したようになって、渇きを覚え、もう一杯欲しくなる。そこから先が、この味の世界の入り口である。香ばしく甘い香りに誘われて、口が受け入れ体勢に入ったところで、予想外な強い刺激がくる。その刺激がたまらなく、もう一杯、もう一杯となる魔術。そうしているうちに体にぐっと来る。背中に汗が出る。岩茶の強さにも通じるが、易武山のこの茶葉はもっと強い。
こうした新しいプーアール茶の楽しみ方を伝えてゆくのは、古い味が少なくなってきて、それで商売できる者も少なくなったためだけれど、新しい生茶の味は、緑茶や烏龍茶の味の世界と重なるところがある。一日に飲めるお茶の量は限られているから、どちらかを選んだら、どちらかは要らない。ポジション争いに勝てるかどうかは、茶葉の素質もあるけれど、プーアール茶で商売をしている者たちの取り組みにも大きく左右されそうである。
とりあえず、このあたりの茶葉で、明日から試してみよと思う。ちなみに、「真淳雅號」は第一作目のをすでに確保してある。

 

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