入浴とは?/ アイフル
[ 307] 入浴効果の決め手は「湯温」と「入浴時間」 - ニュース - nikkei BPnet
[引用サイト] http://www.nikkeibp.co.jp/archives/344/344892.html
体と心の疲れを流してくれるお風呂。その効果をさらに高めるためには、「湯温」と「入浴時間」、この2つのポイントを押さえることがまず大切だ。 例えば、入浴のリラックス効果はよく知られているが、精神的にリラックスするためには「ぬるめのお湯にゆっくり」が鉄則だ。 ぬるいお湯にゆっくりつかると、副交感神経が刺激されるので、ゆったりとリラックスできるだけでなく、脈拍も緩やかになり、眠りにつきやすい状態になる。逆に「熱いお湯に短時間」では、交感神経が刺激され、興奮を促す脳内ホルモンが分泌されるので、リラックスしにくくなる。 なお入浴のリラックス効果をさらに満喫するためには、お風呂からでた後に30分くらいごろ寝をするのがよいとされている。脳がリラックスするのは、湯船から出てしばらく経ってからという実験結果も報告されている。つまり、お風呂から出てすぐに何かをするのでは、頭は休まらず、入浴の恩恵を受けるのは体だけになってしまうというわけだ。 このようにお風呂は入り方次第で、その効果に驚くほど差が出る。目的や体調に応じて、湯加減や入浴時間、入浴剤の使用など、入り方を工夫することが大切だ。 ここでは、冬に多い「湯冷め」や「乾燥肌」のトラブル、さらに高血圧やお年よりの人に多い入浴事故を防ぐためのポイントを紹介する。 寒い外から自宅に帰ったら、まずお風呂に入って冷えきった体を温めたいもの。このとき、熱い湯の方が体は温まりそうに思うが、実は熱い湯は、かえって湯冷めしやすいというから注意が必要だ。 例えば42℃のような熱いお湯だと、つかる時間も短くなりがち。そのため、体の表面しか温まらず、お風呂から出た後、体の熱が奪われやすい。また、熱いお湯につかった後は汗をかきやすいので、結果として体を冷やすことにもなってしまう。 だから、湯冷めしないためには、熱いお湯よりも、40℃くらいのお湯に10分以上つかるのが、体もしんから温まるのでお勧めといえる。湯冷めを防ぐタイプの入浴剤も合わせて使えば、さらに効果が期待できる(ピックアップ2参照)。 なお、42℃のような熱いお湯での入浴は、血圧の上昇をはじめ、心肺系への負担が大きいことも知られている(ファクトシート参照)。したがって、高温での長湯は避けた方がよいだろう。 冬は湿度が低いため、肌の水分が奪われて乾燥しがちだ。入浴時の肌の乾燥対策としては、(1)ナイロンタオルなどで体をゴシゴシ洗わない、(2)40℃以下のぬるめのお湯に入る、の2点に注意することが大切だ。 ナイロンタオルやスポンジで体をこすると、肌の水分を守っている皮脂を落とし、皮膚の角質層を不均一にはがしてしまう。また、熱いお湯も、皮脂を取れやすくする。 したがって、できるだけ皮脂を落とさないように入浴するには、自分に合った石けんを選び、手か柔らかいタオルで石けんをよく泡立てて、泡だけでそっと洗うようにするのがポイントといえる。もちろん、石けんやボディシャンプーを直接体にこすりつけたりしてはいけない。また、汚れるところは決まっているので、全身を頻繁に洗う必要もない。 なお、長時間お湯につかると、肌に膨潤変化が起き、皮膚に必要な保湿成分が溶け出して、入浴後に過度の乾燥状態になってしまう。このため、保湿成分の入った入浴剤を使うこともお勧めだ(ピックアップ2参照)。 お年寄りや血圧が高い人がいる家庭では、冬場は浴室や脱衣場を暖めて、温度差を少なくしておくことが大切といえる。これは、急激な温度変化にさらされて、脳卒中などを起こすことを防ぐためだ。 血圧の高い人が寒い場所に出ると、血管が収縮し、血圧が急激に上がってしまう(ファクトシート参照)。また、お風呂に入っても血圧は上がるので、湯船のふたを開けておくなどして、浴室や脱衣場を暖めておくようにしたい。 ただし、健康に問題のない人は、あえて温度変化に自分をさらすことで、体を鍛えるのもいいかも知れない。(瀬川 博子=日経メディカル)■「nikkeibp.jp健康」11月25日号:その他の最新記事・セルフチェック:上手に「お風呂」してますか?・ピックアップ:冬のトラブルは「入浴剤」で解消・ピックアップ:お風呂と肛門の筋トレで痔を治す・ファクトシート:冬に多い血圧上昇や脱水による入浴事故・お答えします:3年前に健診で「軽い糖尿病」と指摘されたのですが、病院にも行かずそのままにしてます。 |
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