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ギャンブルとは?/ アイフル

[ 82] 増えるギャンブル依存症−四国新聞社
[引用サイト]  http://www.shikoku-np.co.jp/feature/tuiseki/223/index.htm

パチンコや競馬などに日夜のめり込み、借金漬けで首が回らなくなる人が増えている。これはれっきとした病気だという。ギャンブル依存症。病的賭博とも呼ばれる。現代ニッポンの病理を示す現象の一つなのだろう。ごく普通の人が知らず知らずのうちに深みにはまってしまうのが怖い。「競輪場や競艇場が身近にあり、場外馬券売り場もある。ここはギャンブル天国ですよ」と県内の愛好家。ということは、香川にも悩める人々が大勢いるということか。七月二十一日、国内唯一の依存症者回復施設「ワンデーポート」(横浜市)が主催し、高松市で「ギャンブル依存症と多重債務問題」をテーマにしたフォーラムが開かれ、本人と家族ら約百二十人が熱心に耳を傾けた。ギャンブル依存症とはどんな病気で、どういった問題が起きているのか。立ち直るにはどうすればいいのか。専門家の話や実際の症例を通じて探ってみる。
田辺氏はバブル景気がはじけた後の一九九〇年代以降、ギャンブル依存症者が増えてきたと指摘する。消費者金融が利用しやすくなり、パチンコのギャンブル性が高まるなど社会環境が変化し、依存症を生み出す要因になっているという。
ワンデーポートはギャンブル依存症を対象にした回復施設。参加者には三カ月間、毎日二回のミーティングの出席を義務付ける。寮も運営し、地方からの入所も受け入れている。実は中村施設長も依存症に苦しんだ過去がある。
負けず嫌いの性格で、やり始めたらとことんやる。負けたらイライラして、絶対あす取り返してやろうと浅はかな考えで賭け続けた。初めは負けても月五万、六万円くらいで止めていたのが、賭ける金額がだんだん上がっていった。大勝ちするか、大負けするか。
初めは信販会社のカードで借りた。それが返せなくなると、結局はサラ金から借りるようになった。ばれたらまずい、早く返さなければという意識が強かったので、返すためにまた新たに借りる悪循環に陥った。借金の返済に月十五万円くらい充てる生活になった。ヤミ金融にも借りたことがあるが、これはやばいなと思い、すぐに別で借りて返した。
借入先は最終的に銀行二社と信販三社、サラ金十一社の計十六社。借金は総額八百万円近くに膨らみ、とても返せなくなった。そこまできてようやくギャンブルをしなくなった。ギャンブル依存症についても知った。
住宅や車のローンなどを合わせて三千数百万円の借金があり、それしか方法がないと思った。ギャンブルをやめるには、裸一貫から始めた方がいいと。今は昼も夜も仕事をして、ギャンブルをする時間がないようにしている。
早めに手を打っておけば、これほど大きい借金をつくることはなかっただろう。ただ、経験から言うと、ギャンブルに熱中している人はおそらく何を言われても聞く耳を持たない。とことん追い詰められないとやめようとしないはず。
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