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活躍とは?/ ディック

[ 364] 30歳から45歳が活躍する方法:ITpro
[引用サイト]  http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071219/289723/

新年早々に掲載する原稿を書くのは結構難しい。年初であるから、暗い話を書くわけにはいかないし、といって2008年がどういう年になるか、正直言ってよく分からない。年末年初に「どういう年になりますかねえ」と取材先から尋ねられることが時折あるが困ってしまう。あるユーザー企業の開発プロジェクトがどうなるかとか、ベンダーが喧伝している新しい技術は受け入れられるか、といった個別具体的な案件なら答えられるものもあるが、2008年全体を通してどうかと聞かれると首をひねらざるを得ない。
「30歳から45歳が活躍する」といっても漠然としているから、「ITを使う挑戦的なプロジェクトを開始する」ためにはどうしたらよいかを検討する。ユーザー企業の情報システム部門において、今まで取り組んだことのない開発案件に最新技術を使って取り組む、あるいはIT企業において、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)事業の中核となるソフトを先行投資をして自社開発する、といった例を思い浮かべて頂きたい。
今回は「プロジェクトを開始する」所までを考える。開始したプロジェクトのマネジメントも大変難しいことだが、とにかく「30歳から45歳」に任せてもらわないと話が始まらない。開始までに絞ると、課題は大きく2点に集約できる。挑戦するに値する案件をどうやって発案するか、その案件を任せてもらうにはどうするか、である。
何と言っても難しいのは、挑戦すべき案件を考え出すことだ。2008年に一体何をしたらよいのか。内部統制もグリーンITもセキュリティもBCP(事業継続計画)作成も結構であるし、うまくやれるのであればchinaでソフトを開発してもいいし、Web版オフィス・ソフトを使っても差し支えないと思うが、そうした諸々の取り組みの前に、ITを使って何をするのか、を熟考しなければならない。年頭こそ、その絶好の時期である。
年明け早々、身もふたも無い話になるが、大して挑戦的ではないシステム、さほど経営に貢献しないシステムであるなら、内部統制もセキュリティ対策もBCPも、そこそこにやっておけばよい。一連の守りの施策は、一歩間違うと暴走しかねないくらい果敢な攻めの施策とのバランスをとるために実施すべきであって、挑戦も攻めも無いのなら、守る物もさして無いと言える。
突然だが私事を書く。幸いにも「30歳から45歳」の間に、新規プロジェクトを担当する機会に恵まれたが、成功には至らなかった。反省点は色々あるが、要するに、「やるべきこと」を見出せなかった。自分のやりたいことがあると思っていたにも関わらず、実際にプロジェクトの計画を立ててみると、やりたいことは案外不明確であって、しっかりした形ある計画にまとめるのが非常に難しかった。
ITproの読者の方が書き込む意見の中には、評論家的・挑発的・冷笑的なものがある。好意を持って、そうした意見の行間を読むと、「自分にやらせてもらえれば、こんなことにはならない」「若手に任せないことが問題」という自負が感じられる。その気概は尊重すべきものだが、だからといって実際に「では、やってみて」と言われた時、魅力ある、やるべきことを起草できるかどうかは、気概とは別の話である。
新しいアイデアを出すためのヒントや発想法については沢山の本が出ているし、セミナーなどもある。ただ、勉強したからと言って、いい案が出るものでもない。突拍子もないことをなかなか思いつかない慎重な性格の方は、社内外にいる想像力が豊かな人と組んで企画を練ったほうが早いだろう。
自分の失敗を棚に上げて書き続けると、IT関連の仕事には自由奔放な発想を許さない側面があり、しかもその縛りはかなりきつい。システムを止めてはならないし、バグは少ないほうがよい。プロジェクトマネジメントや品質管理や内部統制やセキュリティ対策やBCPが求められる所以である。納期までに仕上げなければいけないプロジェクトの渦中にあって、「こんなことをしたい」と熱っぽく夢を語る人は、たしなめられるか、排除される。
プロジェクトを成功裏に終了させるために、きっちりした仕事が欠かせないし、だからこそプロジェクトマネジメントが重要になる。ただ、それらの活動は実施するに相応しい挑戦的なプロジェクトがあってこそ意味を持つ。思い切り自由に発想して斬新なアイデアを出すこと、しかもそのアイデア所定の制約の中で実現すること、矛盾しかねない二点の同時達成が求められる。
次に二番目の課題を考えたい。素晴らしく挑戦的かつ魅力的な計画をまとめられたとして、それを承認してもらえるかどうか、そして「30歳から45歳」に任せてもらえるかどうかである。この課題を解くには、自由な発想とも、きっちりものを作るのとも、また違った力が必要になる。上司を動かす力、いわゆるポリティカル・スキルである。
読者の周囲に「上司に強い人」がいるのではないか。ゴマをすっている訳ではないのに、その先輩や同期の言うことなら、上司があっさり承認する。実際には、その人なりに色々と考え、発言し、行動しているに違いない。
挑戦的な案件を承認してもらうには、こうした同僚と組んでしまうほうが早い。ポリティカル・スキルに関連する書籍もまた沢山出版されており、後からでもこのスキルを身に付けられることになっているが、当然時間がかかるし、うまくやれる保証はない。かのピーター・ドラッカー氏が書いているように、自分の強みをさらに発揮することに専念したほうがよい。弱みは克服できない、だから弱みなのである。
アイデアのある人と、上司に強い人を探そう、という話になってしまったかもしれないが、成功したプロジェクトの事例を読んでいると、ここぞという所で大きな貢献をする人物が登場することが多い。運良く巡り合った例もあれば、プロジェクトに参画したメンバーが意識的に探して見つけた場合もある。あまりにも当たり前だが、結局は人次第なのである。
運も実力の内というものの、プロジェクトに参画できる機会がそうそうあるわけではないから、運任せの人選では心もとない。必要な人をうまく見つけ出し、社内外のスポンサーや上司との間を取り持ち、プロジェクトを成功させる環境を整えてくれる「プロデューサー」の役目を果す人が求められる。またまた人探しになってしまうが、プロデューサーに向いている人材も必ず周囲にいるはずである。一つの探し方として、内部統制やセキュリティ、管理といった言葉がまったく似合わない人を見つけてはどうだろうか。
「アイデアを出す」とか「上司や組織をうまく使う」といったテーマは、経営とITサイトで2008年に力を入れようとしているものの一つである。カタカナを乱発してしまうと、インキュベーションやイノベーションのマネジメント(管理ではない)、プロデューサー、スポンサーシップ、に関する情報やヒントを発信していきたい。30歳から45歳の読者の方、そして29歳以下あるいは46歳以上の読者の方も読んで頂き、2008年を「やりがいのあるプロジェクトを自ら作って挑戦する」年にして欲しい。
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[ 365] 重力波の観測プロジェクト:スパコンでなく『PS3』が活躍 | WIRED VISION
[引用サイト]  http://wiredvision.jp/news/200710/2007102321.html

現在、相互に接続された8台のPS3が、太陽の100万倍ほどの質量を持つ超巨大なブラックホールが星を飲み込んだとき起きる現象や重力波といった宇宙の謎を解こうと懸命になっている。
重力波は、時空の歪みが波動として光速で移動する現象であり、アインシュタインの相対性理論で予測されているものだ。
Khanna博士がこのプロジェクトのために必要としている高度な演算処理を行なうのに、PS3が理想的であり、PS3の比較的オープンなプラットフォームが科学用アプリケーションのプログラミングに適していることがわかってきた。
マサチューセッツ大学ダートマス校の助教授で、計算宇宙物理学の専門家であるKhanna博士はこう語る。
Rimon氏によると、Cellプロセッサーは並行処理デバイスとして設計されたものなので、研究者コミュニティーが積極的に利用するようになるのは当然だという。
「現在行なっているのと同タイプの演算に、数百、ときには500個にまでおよびそうなほどの数のプロセッサーを使ったものだった」
だが、費用総額が少なくなるとはいえ、ゲーム機を買うために助成金を出すようNSFを説得するのは困難だろうとKhanna博士は考えていた。そこでKhanna博士は、Cellの独創的なアーキテクチャーの特性を有効利用できるように、夏中をかけてコードに工夫をこらしてから、ソニーに対して、PS3の無償提供という形での協力を要請した。
Khanna博士は、最適化したコードについて、「1台のPS3からこれだけのパフォーマンスを引き出す段階にまで到達できたので、ソニーも注目し始めたのだと思う」と話している。
Khanna博士の重力グリッドは、すでに稼働しはじめてからすでに1ヵ月を越えており、大雑把な言い方をすれば、8台のPS3で、これまで使っていたスーパーコンピューティング・ノード200個分と同じ能力を発揮しているという。
「今回は無償提供を受けたが、8台のPS3を購入した場合を考えても、この方式ならマシンを無期限で使いつづけることができる」
Khanna博士を中心とするマサチューセッツ大学ダートマス校のチームがPS3で進めているシミュレーションのポイントは、100年前からその存在が予測されながらまだ一度も観測されたことがない重力波が、いつの日か実際に観測できるほどの強さがあるものかどうかを確かめることにある。
米航空宇宙局(NASA)などの機関が、重力波を検知できる感度を備えた大型の観測施設を建設しているが、Khanna博士は、自身の研究がそうした取り組みを補完すると考えている。
Khanna博士は、数ヵ月後には研究結果を論文にまとめて発表するつもりでいる。ということで、PS3の持ち主たちは、ゲームタイトルがもっと充実し、価格が下がるのを待っている間、少なくとも読み物には困らなくてすみそうだ。

 

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