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書き直すとは?/ ディック

[ 81] 理解することが書き直すことを意味するとき
[引用サイト]  http://www.aoky.net/articles/jeff_atwood/when_understanding_means_rewriting.htm

しかし、ソフトウェア開発者が時間を実際どう使っているか観察したなら、ほとんどの時間をコードの理解に使っていることがわかる。
どうしてコードを新規に書くより5倍もの時間をコードの修正に使っているのか? それは新規のコードはほとんどすぐに古くなるからだ。何か新しくコードを書く。コーヒーを飲んで一服する。すると突如として、コードは古いコードになっている。できたてのコードはせいぜい初期のデザインしか反映していないが、デザインの多くの部分は前もって現われるものではない。開発プロジェクトの多く
が反復的開発手法を使っている。デザイン、コーディング、テスト、繰り返し。たくさんの繰り返し。すべてが新しいコードなのは最初のイテレーションでのコーディングだけだ。最初のイテレーションが終わると、コーディングは新しく書くよりも修正作業の割合が増えていく。また、バグ修正におけるコーディングもほとんどがコード修正のカテゴリに入る。Visual Studioの開発チームを見るといい。安定化(つまりバグフィックス)のマイルストーンは新機能のマイルストーンと同じくらいに長い。コード修正は、新規のコードより
コードの理解にコード修正の3倍もの時間が費やされているのはなぜか? コード修正をする前に、それが何なのか理解する必要があるからだ。これは既存のコードのどんなリファクタリングについてもあてはまる??リファクタリングで意図しない変更をしてしまわないように、コードの振る舞いを理解しておく必要があるのだ。デバッグでは、問題の修正自体より問題の把握に多くの時間がかかる。問題を修正した後は、新しいコードを理解して、修正が正しいことを確認する必要がある。新規にコードを書く場合でさえ、まったくスクラッ
チからやるわけではない。そのコードのかなりの部分は、既存の他のコードの呼び出しになっている。それは自分たちで書いたコードかもしれないし、Microsoftやサードパーティの提供するソースコードのないライブラリかもしれない。そういった既存のコードを呼び出すときには、前もって詳細を正確に理解しておく必要がある。私が最初のXMLアプリケーションを書いた時、XMLを扱うクラスライブラリについて詳しく知るためにコードを書くよりも多くの時間を使
うことになった。新機能を追加する時でも、再利用できるところがないか既存の機能を理解する必要がある。コードを理解するというのは、プロの開発者が時間の大部分を使っている活動なのだ。
多くの開発者がコードを「理解」するのは、それを書き直すことによってだと思う。ジョエルはコードを書き直すのはいつだってまずい考えだと思っているようだが、私にはそれほどの確信はない。
「ホーキング、未来を語る」によると、リチャード・ファインマンが死んだ時、彼の黒板にはこう書かれていたそうだ。
別に開発者が何でもかんでも書き直したがっていると言っているわけではない。ただ、コードを書き直さずに理解できる開発者というのはごくわずかしかいないということだ。私はコードを読むことの価値を強く信じているが、同時にいいコードが書けるようになる唯一の方法はコードを書くことだと思っている。それもたくさんのコードを。いいコードに、悪いコード、その間のすべて。開発者が(また)車輪を再発明することを望んでいる人はいない。しかし車輪の仕組
他の人の書いたコードを理解する??それがどう組み合っているのか本当に理解する??には、膨大な精神的努力が必要となる。しかし、ソースコードは本当にアプリケーションを理解する最良の方法なのだろうか?
何かの機構をスクラッチからデザインするほうが、自然はそれをどのように作り出しているか解明するよりも容易である。
私はたくさんのアプリケーションを扱ってきたが、自分で書いたソースの助けがあってさえ、そのアプリケーションが正確にどう機能するのか説明するのには困難を感じる。3人、5人、あるいは20人の開発者が関わっている場合には、その説明がどれほど難しくなるか考えてみるといい。
ソースコードは本当にアプリケーションについて物語ってくれるのだろうか? 私には何とも言えない。あるいはアプリケーションについて理解する最良の方法は、逆説的ではあるが、ソースコードをまったく無視してしまうことなのかもしれない。何かのアプリケーションが実際どう機能するのか知りたいなら、ユーザがどう使っているか注意して観察することだ。そしてそのアプリケーションを自分で書いてみることだ。

 

[ 82] "文学作品をラノベ風に書き直すスレ" - REVの雑記::Group::Lightnovel - LightNovel Group
[引用サイト]  http://lightnovel.g.hatena.ne.jp/REV/20070321/p1

国境の長いトンネルを抜けると、急に一面の銀世界になった。汽車が雪国に入ったのだ。車窓から漏れる灯火に雪が白く照らされている。
しばらく外を眺めて、車内に目を戻すついでに僕は通路を挟んだ向かいの座席にちらっと視線を走らせた。
そこに一人の少女が座っていた。目元の柔らかな、色の白い、僕の周りではちょっと見たことがない美少女で、彼女が乗り込んできたときからずっと気になっていたのだ。
その時、それまでずっとスムーズに走っていた汽車が突然ガタガタ揺れた。体が進行方向に引っ張られる。運転手がブレーキをかけたのだ。鉄の車輪がキーッと軋んで、信号所に汽車が止まった。
しかし彼女は僕には目もくれずに僕の隣の窓を開けた。少しがっかりしたけれど、まあそんなもんだろう。彼女が開いた窓から冷気が流れ込んできた。外の空気は驚くほど寒かった。彼女は窓から体を乗り出して、
彼女の声に気づいて、一人の男が雪に足を取られながらゆっくりと近づいてきた。彼は古めかしいカンテラを提げて、襟巻を顔の真ん中までぐるぐる巻いて、耳覆いのついた暖かそうな毛皮の帽子を被っていた。
(もうそんなに寒いのか)と実感して外を眺めると、まだほの暗い早朝の空気の向こうに鉄道員たちが住んでいる官舎らしいバラックが山裾に点々と建っているのが見えた。
「……派手な暮しをしている者には、人質ひとりずつ差し出すことを命じて居ります。御命令を拒めば十字架にかけられて殺されます──今日は六人殺されました」
つぶつぶと泡が流れて行った。二人もそれを見て五六粒泡を吐き、それはキラキラと光りながらはるかな天井へと上っていった。
それこそが世界のありようで、異を唱えることも、疑問をもつことも許されない、ゆるぎのない現実だと思っていた。
僕は朱雀大路に響く雨の音を聞きながら、何とはなしに呟いた。そして、言ってから気が付いた。今の僕は、雨が止まなくとも何一つ問題は無いのだ。
都が荒れ果てたせいで奉公先にも人を雇っている余裕が無くなり、今日の今日、暇を出されたばかりなのだから。
爽やかな九月一日の朝、嘉助は学校の運動場に走りこんだ。日光のあふれる運動場にはすでに何人かの姿がある。
と、近づくにつれ、彼らの様子がおかしいことに気がついた。一人の子は完全に泣いていて、もう一人も泣いてこそいないが今にも泣き出しそうな顔で経っている。
後からやってきた佐太郎や耕輔たちも、どうした、何かあったのか、と口々にいいながらやってきて、嘉助と同じようにその場に立ちすくんだ。

 

[ 83] 文学作品をラノベ風に書き直すスレ
[引用サイト]  http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1171166652/

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/11(日) 13:29:56 ID:iTAaSDWv 国境の長いトンネルを抜けると、急に一面の銀世界になった。汽車が雪国に入ったのだ。車窓から漏れる灯火に雪が白く照らされている。 しばらく外を眺めて、車内に目を戻すついでに僕は通路を挟んだ向かいの座席にちらっと視線を走らせた。 そこに一人の少女が座っていた。目元の柔らかな、色の白い、僕の周りではちょっと見たことがない美少女で、彼女が乗り込んできたときからずっと気になっていたのだ。 その時、それまでずっとスムーズに走っていた汽車が突然ガタガタ揺れた。体が進行方向に引っ張られる。運転手がブレーキをかけたのだ。鉄の車輪がキーッと軋んで、信号所に汽車が止まった。 停車するとすぐに彼女が立ち上がって、まっすぐ僕の方に向かってきた。心臓がどきりと跳ねた。 しかし彼女は僕には目もくれずに僕の隣の窓を開けた。少しがっかりしたけれど、まあそんなもんだろう。彼女が開いた窓から冷気が流れ込んできた。外の空気は驚くほど寒かった。彼女は窓から体を乗り出して、 「駅長さん、駅長さーん」 と遠くへ叫ぶように呼び声を上げた。 彼女の声に気づいて、一人の男が雪に足を取られながらゆっくりと近づいてきた。彼は古めかしいカンテラを提げて、襟巻を顔の真ん中までぐるぐる巻いて、耳覆いのついた暖かそうな毛皮の帽子を被っていた。 (もうそんなに寒いのか)と実感して外を眺めると、まだほの暗い早朝の空気の向こうに鉄道員たちが住んでいる官舎らしいバラックが山裾に点々と建っているのが見えた。 「駅長さん、私です。お久しぶりです」 「なんだ、葉子ちゃんじゃないか。お帰り。また寒くなったよ」 (ふーん、葉子って名前なんだ) 思いがけず彼女の名前を知って(後略)
46 :この名無しがすごい!:2007/04/29(日) 00:31:04 ID:vRPbF91S その思い出した人物は──かつての親友だった。 虎を見て思い出すというのも何とも本人には申し訳ないとは思いつつも、その親友とのことが次第に視界へと流れていった。 その親友は隴西の生まれで、若くして官吏登用試験へと受かった、博学で才能と知性に溢れている人柄だった。 ただ、江南の警察へと任命されたものの、性格上はちょっと協調性に欠ける部分があり、プライドが高かったためか、そういった下級官を続けることは嫌だったようだ。 そんなわけで、しばらくも経たないうちに退官してしまい、山へと入り人と交を絶ってしまったという。 そんな下吏となって長く俗悪な大官に頭をペコペコ下げるより、詩家としての名を死後も遺そうと、詩作に耽ったらしい。 しかしながら、やはり名は簡単には上がらず、彼は生活が段々と苦しくなるにつれて、焦躁に駆られて来たようだ。 その容貌も険しくなり、肉落ち骨が透け、眼光のみただ炯々として、かつての美貌は何処かにいってしまっていた。 数年の後、どうにもならずに、妻子の衣食のためと、再び東へ赴き地方の官職へと就いた。 これは、彼が詩業に半ば絶望したためでもあるようだった。 彼が昔、歯牙にもかけなかった連中が、役職を持って彼に何かと命じたことが、そのプライドを傷けないわけがない。 彼は鬱々として続けてはいたが、いよいよその性格を抑えることが出来なくなったのだろう──一年ほど経った後、仕事で出て汝水のほとりに泊まった際、遂に発狂したらしい。 供として行った者が夜半過ぎに途轍もない声に起きてみると、そこには既に彼の姿は無かったという。 すぐさまその声がする様子の外を見ると──そこに彼の姿があった。 何か訳の分らぬことを叫びながは走っていき、そのまま闇の中へ駈け出していってしまい──彼は二度と戻って来なかった。 すぐに捜索隊を出して山野を探したが、何の手掛りもなかったようだ。 これらは、その同僚だった者が転勤で来て、酒の席だったかに聞いた話だが、その後は噂も無く、彼の生死さえも分からなかった── ──そうか。 以前に彼が見せた険しい顔と、噂で聞いた骨々とした顔が、この虎の顔に重なったのだな。 ──既に、虎の肌さえ見える距離にまで迫った所で、袁は笑みさえ浮かべる余裕があった。 しかし、袁にしても、そろそろ最期を迎えようとしていることは理解していた。 流石に時は止まらない──そろそろ動き出すだろう。
81 :この名無しがすごい!:2007/08/21(火) 13:55:44 ID:yHUq97n3 何か面白そうなスレだな。挑戦してみよう。 ゴーシュは町の活動写真館でセロを弾く係りでした。 けれどもあんまり上手でないという評判でした。 上手でないどころではなく実は仲間の楽手のなかではいちばん下手でしたから、 いつでも楽長にいじめられるのでした。 ひるすぎみんなは楽屋に円くならんで今度の町の音楽会へ出す 第六交響曲の練習をしていました。 トランペットは一生けん命歌っています。 小さな身体でがんばってトランペットを吹く彼女の姿は、 とても愛くるしくて誰もがついお持ち帰りしたくなってしまいます。 ヴァイオリンも二いろ風のように鳴っています。 流れるように演奏するその様子は、彼女の美貌もあいまってとても美しく見えます。 クラリネットもボーボーとそれに手伝っています。 ヴァイオリンを弾く大好きなお姉ちゃんを助けるためなら、 努力を惜しまない元気な少女です。 ゴーシュも口を結んで眼を皿のようにして楽譜を見つめながらもう一心に弾いています。 にわかにぱたっと楽長が両手を鳴らしました。みんなぴたりと曲をやめてしんとしました。

 

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