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[ 52] ITmediaニュース:「はてな」という変な会社 (1/2)
[引用サイト]  http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0507/04/news036.html

ネット企業なのに紙で進行管理。社内会議はMP3でWeb公開。オフィスがあるのに仕事は図書館。旅先の宿で新サービスを開発――「はてな」はとにかく、型破りな会社だ。
「合宿いけへん?」――はてなの近藤淳也社長がそう切り出すと、社員の大反対にあった。ブログサービス「はてなダイアリー」など、20万人以上のユーザーをかかえる、たった10人の会社。遊びに行っている暇はない。
それでも近藤社長は強行した。「きっと何かあるから」。開発者を連れて平日3日間、冬の海を見下ろす宿で過ごした。ひたすらコーディングする以外、やることがなかった。「3日間で5日分くらいの仕事ができた」
この合宿で生まれたのが、国内初のソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」。合宿に行くまでの車の中で「何作ろう?」とアイデアを募り、宿でコーディングし、帰ってきた次の日にリリースした。たった4日の早業だった。
はてなブックマーク。ブックマークを簡単に登録でき、自動でカテゴリー分けする。同じ記事をブックマークした人を探すこともできる
合宿は、頭をクリアにして新サービスを考え、生産性を上げるための試みだった。はてなの社員はこの1年で倍増し、組織としての形が見えてきた一方、新サービスの開発が日に日に難しくなってきていた。「場所を変え、“3日間はこれだけ作って帰ろう”というシンプルさが必要だと思った」
ユーザーサポートや、既存サービスの細かな改善という連続的な仕事ならオフィスが向いている。しかし、既存のものを否定しゼロから創造する非連続的で破壊的な行為には、オフィスは不適だという。
その後の合宿でも「はてなRSS」「はてなアイデア」など、続々と新サービスができた。最初は反対していたスタッフも、徐々に合宿の効用を認めてくれるようになった。場所を変えることにハマり、普段も図書館で仕事するスタッフまで出てきた。
はてなのオフィスと近藤社長。記者が取材に訪れた日、オフィスの半分が空席だった。図書館で仕事しているためだ
「9月の合宿は、アメリカなんです」。とうとう海外遠征の許可が下りたと、近藤社長は嬉しそうに話す。大好きな旅が、仕事の一部になった。宿の手配から車の運転まで全部1人で引き受けるが「めちゃくちゃ楽しい」という。
「何が必要か、常に自分の頭で考えることが必要」――平日に社員の半数を引き連れて合宿するなどという、経営の教科書にはまず載らない発想は、近藤社長の頭から生まれる。成功例を真似しないから、失敗も多い。トライアンドエラーを繰り返す中に、きらりと光る成功がある。「あしか」もその1つだ。
「あしか」は、はてな開発陣の進行管理ツール。材料は段ボール箱と、コピー用紙の裏紙だ。箱は4つの区画に仕切ってあり、「終わった」「すぐやる」「そのうちやる」「ペンディング」と書かれている。開発タスクは紙に書き、どんどん箱に入れていく。アナログなことこの上ないが、これで十分だという。
スタッフのスケジュール管理も、ずっとアナログだった。壁掛けカレンダーに、全員の予定を手で書いていた。ある時、「社外からも予定を知りたい」という声が出たため、改善策を考えた。「ライブカメラでカレンダーを映したらいいんじゃないか、とか」
ここで、スケジュール管理システムを作ろうなどという“ネット企業っぽい”発想に行き着かないのが、はてならしいところだ。「スケジュールシステムを作れと言われると、サイボウズやYahoo!カレンダーを見て、みんなだいたい同じものを作る。でもそんなの、はてなでやる意味がない。サイボウズを使えばいいんだから」
とはいえ、カレンダーをライブカメラで映すのはさすがに本末転倒ということになり、グループウェア「はてなグループ」に、シンプルなカレンダー機能を実装した。日付をクリックすると、真っ白なコメント欄が表示されるだけ。個人のスケジュール帳と同期する機能もなければ、スケジュールの開始・終了時間の記入欄すらない。
「これまでカレンダー1枚で良かったんだから。ミーティングの終了時間なんか誰も書いていなかったし、相手のスケジュール帳を埋めるなんて、そんな面倒なことやってない」。システムを作るとなると、いろんな機能を入れたくなるのが人情。そこを一歩引いて考え、本当に必要な機能だけを入れていくのがはてな流だ。
「他の人がどうしているかとか、よくある製品がどうなっているのか見たら、その時点で思考停止。そうではなくて、自分が欲しいものを自分の頭で考える努力をしないと、いいサービスは作れない」
「本当は意味がないのに、みんなが不便しているものってあると思う。そういうのが嫌なんだろうな」――無意味なものを壊してやりたいという衝動が、近藤社長の中にあるという。
「意味もなく偉そうな人とか、親が偉いだけで威張っていたり金持ちな人が嫌いで。そういう人にゴロニャーンと順応して生きていくか、そういう人の意味のなさを暴いて生きていくかというと、後者の生き方を選ぶ」
小さいころからそうだった。中学校で生徒会長になった時。初めての会合で「制服をなくそう」と訴えた。「制服って意味あるんかな? 意味分かる人いたら答えてよと聞いたんです。でも誰も真に受けなくて、話がまったく進まなかった」
スタッフの多くがオリジナルの「はてなTシャツ」を着ている。はてな流のクールビズといったところだろうか。もちろん強制ではない
はてなの運営にも、この姿勢を貫く。例えば、だらだら続く意味のない会議は、無駄だからしない。毎朝の短いミーティングで意見をシェアし、すぐ行動に移す。きれいなプレゼン資料を1枚作っている暇があったら、コーディングしていたほうがいい。
ニュース番組作れる「ニコニコニュースメーカー」公開ニュース番組風の動画を作成できる「ニコニコニュースメーカー」が公開された。テキストを入力すれば、3Dキャラ「棒読子」「棒読男」が音声で読み上げる。
ダイエットも「光」で 体重など自動でネットに蓄積、タニタとNTT東が新サービス体組成計にのるだけで、体重や体脂肪率などが自動的にWebサイトに蓄積されていく健康管理サービスをタニタとNTT東日本が始める。

 

[ 53] 「税金を上げろ」という住民運動 - Tech Mom from Silicon Valley
[引用サイト]  http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20080513/1210698217

私「パーセルタックス(市に対して払う不動産税)を上げろ、という話で、タウンミーティングがあるんだって。」
私「いや、そうじゃなくて・・・州の教育予算が足りなくて、毎年毎年大騒ぎで寄付金集めしているよね。でも、これはもう一過性のものじゃないから、パーセルタックスを上げて、継続的にお金が集るようにしよう、って、ウチの学校の親たちが運動を始めているんだよ。」
そう、我々日本人の感覚では、「税金とは、お上が下々から徴収するもの」であって、「住民が自ら、税金を上げてくれと運動する」という事態は想像しにくいのだ。論理を飲み込むのに、ちょっと時間がかかる。でも、アメリカではこういうこともある。わが市では、数年前にも同じような運動をやって、新しいパーセルタックス導入に成功している。
そもそも、学校の予算のうち、だいたい3分の2を州が、残りを市が負担する、というのがこれまでの通例だったようだが、ここ数年、州が赤字削減のために教育予算をカットするという話が毎年出て、そのたびにわが学区でも大スクランブルで、手紙キャンペーンで反対運動をしたり、足りない分を寄付で集めたりしている。毎年真っ先に、予算削減でカット対象になるのが、「学校の図書室」(ライブラリアン)、理科の専門の先生、音楽の先生、そしてリーディング・スペシャリスト(読むことが遅れている子供を特別にケアする先生)である。もう、ほとんど毎年恒例の話。
恥ずかしながら私は、なぜ毎年カリフォルニア州の予算がこんなに赤字になるのか、ちゃんと調べたことはない。バブル崩壊の頃は、企業の業績悪化で、法人税が減ってるんだろうと思っていたが、なぜ去年・今年もそうなのか、完全に納得はいっていない。学校でこういう問題のミーティングに行って質問しても、実はちゃんとした答えは返ってこない。だから、「州政府はこうすべきだ」というビッグ・ピクチャーは見えていない。PTAで運動をやっている人も、実はそうじゃないかと思う。「理科の先生がレイオフされるのをなんとか防がねばならない」という目の前の問題を解決しようというレベルで考えているだけだ。
寄付金ならば、自発的に寄付する人だけがやればいいので問題は少ないのだが、税金となると、子供のいない家庭は反対する。反対する人を説得できるように頑張ったり、賛成者をなるべくたくさん動員するなどの、ポリティカルな活動が必要になる。
反対者に対する論理として強力なのは、「資産価値の維持」。学校のレベルと、不動産価値のレベルは、直結している。現在、ここにも書いたように、わが学区は、最近評判がよくなったらしく、引っ越してくる人が増えている。つまり不動産価格が上がる。たとえ子供がいなくても、学校のレベルを維持することには、共通のインタレストがある、という論理だ。そして、学校のレベルが下がれば、不動産価値が下がり、低所得の住民が流入し、治安が悪くなる。この負のスパイラルにはいったら、持ち直すのは大変である。だから、協力してちょうだい・・
ある意味で、「お金持ち学区」の論理、でもあろうと思う。まぁしかし、苦労して家のローンを払っている身としては、学校のレベルが下がるのも、低所得住民が流入するのも、正直言って困る。社会全体の「全体最適」から考えたらいけないのかもしれないけれど、とにかく自分の身を守らなきゃいけない。
だから何、ということもないのだけれど、日本では「年貢」発言で大臣がつるし上げられているという話を読んだのと同時に、この話がメールボックスにはいっていたので、どっちもどっちの「なんだかなぁー」と思った次第。
2008/05/13 19:18 日本の場合、税金ではない名目の事実上の税金が多いからでしょうね。給食費なんかは、所得に応じての税方式の方が良さそうなんですけど。海部さんはアニメ「巨人の星」で、飛馬が給食費で疑われた回はご存知ですか。こういうことがずっとこじれたまま、結局うまく運用できないのが日本の現実です。あとは、源泉徴収と自己申告が複雑な税体系、日本ならではというのもあるでしょう。
2008/05/13 21:55 >お金持ち学区アメリカでは不動産価格で学校教育が良くなるという話は本当なんですね。噂では聞いておりました。昔テレビ番組の中でお金持ち高校の卒業パーティは地元の一流ホテル大広間で、一方貧乏地区(マイノリティが多い)は学校の体育館でというのを見たことがあります。これを見ると、日本の総中流政策も悪くないのではないかと思ってしまいます。効率性は落ちますが。日本では年貢だそうで、幹事長も言っております。まあ気持ちはわかります。みなさん税金にたかっている(税金で生活しているのは役人ではないの意)。その蛇口元が政治家ですから言っていいることは半分正しい訳です。「お前らが口を開けるから税金が上がるんじゃ。」
2008/05/16 10:37 ほんとにほんとに。ここアラメダ(やはりSF近郊)でも総額$4百万の学校予算カットが州政府から急に出たといって大騒ぎ。先日もシュワルツネガーが来るというので抗議デモに、3歳の娘と犬といっしょにいってきたよ。カリフォルニアはこんなにお金持ちの州なのに毎年赤字でやんなりますね。一番の根本原因は30年前レーガン州知事の元でできたProposition 13だそうですが、これは一度不動産を買っちゃったらその買った価格で不動産税が決まって、その後ほとんど値上がりしない、というやつ。何10年も前に家買ったお年寄りには、税金の値上がりなくていいのだけど、インフレがあっても税収入は上がらないからその後財源は、ネットバブルでもない限り苦しいのだそうです。シュワルツネガーが州知事になった際、ウォーレン・バフェットに補佐役を打診したら、「まずProp13をなくさなければ、引き受けない」という返事だったそうで、でも毎年寄付・税金引き上げで大騒動してるときにこの根本を見直す、という論議をほとんど聞かないほうが、不思議です。

 

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